第67回 先物取引被害全国研究会 岡山大会がありました。

去る平成24年4月13日,14日,岡山は岡山ロイヤルホテルにて先物取引被害全国研究会が開催されました。前回,この大会が岡山で開催されたのは1985年であり,実に27年ぶり2度目の開催となりました。

 1日目は,一橋大学大学院法学研究科教授の松本恒雄先生より「消費者をめぐる行政と法:最近の動向と消費者弁護士に望むこと」のご講演がありました。
 2日目は,京都大学教授の笠井正俊先生より「債権執行における差押債権の特定をめぐって」のご講演がありました。

全国から約300人の弁護士が参加され大変盛況な大会となりました。河田英正法律事務所でも,事務所挙げての参加となりました。

 商品先物取引については,度重なる法改正により規制が強化された効果もあり,国内公設取引所における先物取引被害は全国的に減少しているようです。しかし,投資勧誘被害自体がなくなっているわけではなく,問題は執行の場面にも及ぶようになってきました。研究会では「詐欺的消費者被害救済の実務」「未公開株詐欺等詐欺的投資被害の根絶と被害回復に向けて」などの研修,報告・討論もありました。
 多くの弁護士が共通の問題意識を持ち,今回の多数の参加になったものと思います。
今回の大会の内容が約半年後に先物取引被害研究として出版されるのが楽しみです。

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